訪問歯科衛生士は知っている!?「居宅療養管理指導」について

家族が認知症でうまく歯が磨けず虫歯にならないか不安、家族を自宅で介護しているが薬が多すぎてよく分からないので、専門家に薬の服用方法や管理方法を指導してほしい・・などの悩みがある方におススメしたいのが居宅療養管理指導という介護保健サービスです。
ここでは、この居宅療養管理指導について詳しくご説明したいと思いますので、ぜひ今後のご参考になさってみてくださいね!

居宅療養管理指導とは?

そもそも居宅療養管理指導とは、認知症やパーキンソン病などの方が安心して過ごすため医師や薬剤師などの専門家から定期的なアドバイスや指導を受けるためのサービスです。
専門家からの指導を受けるのに体の不自由な人がわざわざ出かけていくのは難しいため、この居宅療養管理指導というサービスが行われているのです。
このサービスの目的は介護が必要な方でも残った能力を使って可能な限り自立した居宅での生活が行えるよう、生活の質を上げるところにある・・と言われています。
さらに、このサービスの利用者や家族はこれを利用することによって、専門家からの指導を受けられ安心して暮らせるだけでなく、通院する必要がなくなるため介護生活が楽になります。
さて、最近では、お口の中を清潔にしておくことの大切さが広く認知されてきました。
虫歯が少なく歯が残っている本数の多い人ほど認知症などのリスクが軽減され、長生きできることが分かっています。
医師や歯科医師などに日ごろ行っている健康法はと聞くと、必ず上位に入るのがお口の中の掃除や定期検診などと答えています。
つまり、歯科医師や歯科衛生士による居宅療養管理指導の利用が年々増えていくことは間違いなさそうです。
入れ歯での食事指導の他、お口の中の清掃などのサービスを受けることによって、誤嚥性肺炎を防止できたりもします。
さらに、低栄養状態の高齢者も増加しており、管理栄養士による栄養指導も次第に注目されてきています。
これは、病院の管理栄養士さんに依頼するのが一般的なようですね。
指導に当たる専門職は担当のケアマネージャーに情報を提供することが決められており、情報提供を行わないと料金が減算されることになっています。

対象となる人とは?

居宅療養管理指導の対象となる人とは、要介護1~5で、なおかつ自分で病院に通うことが難しく、医師や歯科医師などの診察によるサポートが必要なことを認められた人に限定されます。
なお、要支援1、2の方は介護予防居宅療養管理指導の対象となり、サービスの内容は居宅療養管理指導とほとんど同じです。

居宅療養管理指導にかかる費用とは?

居宅療養管理指導において介護保険のサービスと同様、基本的に介護報酬単価の1、2割負担となっています。
ただ、このサービスについては他のサービスと若干違うところがあります。
それは、居宅療養管理指導において介護保険の支給限度額の対象にならないと言う点でしょう。
なので、他のサービスで介護保険の限度額をいっぱい使っていて利用額が残っていなくても1、2割程度の負担で済むのです。
さらに、医師による居宅療養管理指導を月に1度と薬剤師による居宅療養管理指導を月に2回、決められた回数内であれば介護保険が適用となり、必要ならば組み合わせて利用することも可能です。
なお、居宅療養管理指導はケアプランに組み入れて利用することが奨められています。
ケアプランの原案を検討するサービス担当者の行う会議に医師を読んでこのサービスを利用すれば、家族や多くの介護スタッフたちが療養において指示を共有しやすくなるメリットがあります。
つまり、利用者の生活の質の向上や家族の安心のためにも、まずはケアマネージャーや主治医と相談してケアプランの中に取り入れてもらうといいですね。
なお、他にも居宅療養管理指導を行っている職種はさまざまで、各専門分野についてアドバイスや指導を受けられるメリットがあります。

居宅療養管理指導のサービス内容とは

医師や歯科医師による管理指導

医師や歯科医師が利用する方の自宅を訪問して定期的に健康状態を管理します。
さらに、ケアプランを作るために必要な情報を提供したり、本人や家族に在宅介護においてのアドバイスを行っていきます。

薬剤師、管理栄養士による栄養管理指導

薬剤師は医師や歯科医師の指示のもと、薬学的な管理や指導を行います。
管理栄養士は計画的な医学的管理を行う医師の指示のもと、低栄養状態になっている場合など、栄養管理についての情報提供や指導やアドバイスを行います。

歯科衛生士

利用する方の居宅を訪問して必要な指導を行います。
利用する方のお口の中の清掃や義歯の清掃についての指導をします。

看護職員

療養上での相談などを支援します

居宅療養管理指導のメリット&デメリットとは

メリット

通院が難しい方にとって、通院時にかかる身体的・精神的負担を軽減できます。

デメリット

医師や歯科医師の指示がないと利用できない点です。

利用前や利用中に押さえておくべきポイントとは

利用前

サービスを提供する人の態度や言葉遣いが丁寧か、介護保険やサービスについて、医療についての知識が豊富か、周りで利用している人の評判がいいか・・などがあります。
契約についてはサービス内容な料金の明確な説明があるか、苦情受付について説明があるか、キャンセルの際の対応や料金説明がきちんとあるか、契約書や重要事項についての説明がちゃんとされるかどうか・・などがあります。

利用中

サービスを行う人の時間がちゃんと守られているかどうか、プライバシーが守られているかどうか・・などをチェックしましょう。
その他のポイントとしては、利用者がストレスなく利用できたか、利用によって介護負担が減ったかどうか・・などがあります。

まとめ

いかがだったでしょうか?
居宅療養管理指導について詳しくご説明してみました。
あまり聞き慣れないサービスですが、ぜひ何かあった時には利用してみたいと思ったのではないでしょうか?
ここで書いたことをご参考にしていただき、みなさんやみなさんのご家族が健康的で楽しく質の高い生活を送れるよう願っています!