どういうお金が掛かるの?訪問歯科の費用について

「訪問歯科」という診療方法は、歯科が皆さんの自宅や施設に直接足を運んで診察や治療を行う方法です。

基本的に歯科へは自分から足を運ぶことが一般的であり、虫歯になったら「治療してください」と、自分で歯科を選び、予約をして行くことになります。

しかし訪問歯科はその流れがガラリと異なっています。

 

①訪問の予約

②歯科が訪問日に治療に行く

③口の中の状態を確認する

④状態に合わせて適切な処置を行う

⑤必要があれば定期的に訪問する

 

これが訪問歯科です。

自分たちから診察してもらいに行くのではなく、歯科の方が必要な道具を持って直接訪問するという、まさに移動する歯医者さんなのです。

世の中は少子高齢化社会と叫ばれて久しく、この訪問歯科は年々ニーズが高まっています。

今回は、そんな訪問歯科について、主に費用面を詳しく考えてみましょう。

 

訪問歯科は通院が難しい要介護者や高齢者のための診療

口の中にトラブルが発生すると、皆さんは自分から歯科に足を運ぶことになります。

例えば虫歯。

放置しておくと痛みの原因になりますし、かみ合わせなどにも問題が出ます。

歯槽膿漏もやはり重度になると痛みになりますし、膿が溜まったり、歯が倒れてしまったりする原因になります。

かみ合わせに問題があると、楽しいはずの食事が辛く、時に頭痛やあごの不具合の原因にもなります。

結果的に口の中のトラブルの多くは連鎖的に痛みや口周辺のトラブルを引き起こすことが非常に多いのです。

早急な処置で解決することが望ましいのですが、特に具体的なトラブルが生じていなくても、こういった虫歯や歯槽膿漏の予防のために歯科を訪れても問題ありません。

病院のように口の中であっても健康診断をして、将来的なトラブルを未然に防ぐメリットがあるのです。

しかし、考えてみてください。

基本的に歯科を含めお医者さんには自分から足を運ぶことになりますが、中にはどうしても自分から歯科に訪れることができない人がいます。

介護が必要で自分から医者に行けないという方や、施設で介護を受けているため歯科に行くことが難しいという方もおり、介護職員が付き添いをするとしてもその分だけ人手がかかってしまいます。

介護を必要とする入居者は他にもたくさんおり、なかなか一人の方だけにずっと付き添うことは困難となっていますが、介護が必要な高齢の方や持病を持っている方の口のトラブルを放置するわけにもいきません。

高齢の方はインプラントや入れ歯といった処置を受けていることも多いため、合わせて適切な口の中のトラブル予防も必要になります。

また、現実に虫歯で苦しんでいるのに、寝たきり状態のために治療してもらえないということも、とても気の毒なことです。

そこで考え出されたのが「来ることが難しいなら歯科が行きます」という訪問歯科なのです。

訪問歯科の費用とは?負担の疑問

さて、そんな歯科が直接診療希望の方のお宅や入居している施設に足を運ぶ訪問歯科には、一体どんな費用が必要になるのでしょう。

皆さんが特に気になるのは、主に3つのポイントではないでしょうか。

 

  • 自宅や施設にきてもらうための費用は?
  • 治療費は?
  • 保険は使えるの?

 

この気になる費用について順番に確認していきましょう。

在宅地域までの交通費はどうなるの?

訪問歯科でどうしても気になるポイントは、やはり移動に必要になる交通費です。

とはいえ、歯科は必要な道具を車に乗せて移動しますので、バスや電車といった公共交通機関は基本的に利用しません。

ですから、交通費というよりガソリン代ということになります。

このガソリン代は患者側が持つのでしょうか。

それとも、移動距離に合わせて1キロあたりいくらという形で決まっていて、距離が長くなるとその分だけ加算されるという方式なのでしょうか。

訪問歯科に対応してくれる地域であっても、距離にかなりの違いがあることは珍しくなく、遠方の場合は患者側の負担になるということであれば費用面が心配です。

そこのところはどうなっているのでしょう。

往診のガソリン代は基本的に不要!ただし治療費用はあり

歯科側に来てもらう場合、心配なのが交通費です。

治療費にかかった分のガソリン代が加算されるのか、それとも一定額を訪問費用として支払う必要があるのか、どのような料金体系になっているのでしょう。

これについては心配する必要はありません。

交通費は基本的にいただいておりません。

ただ、距離の制約がありますので、予約の際に対応可能かどうかの確認が必要になります。

訪問は歯科医院の車で行い、訪問歯科で対応可能な距離は当歯科医院より半径16キロ以内となっています。

治療費などは必要になります。

病院に行くより治療費は高くなる?ケアの費用とは

では、治療費はどうなるのでしょう。

訪問歯科を依頼した場合、治療費も通常歯科に足を運んで治療してもらうケースと変わってくるのでしょうか。

それに関しては心配する必要はありません。

訪問歯科だからといって特に料金の上乗せはなく、通常の診療や治療の支払いと同じように考えてください。

口の中の状態に応じた必要な治療、そして予防措置が異なるため一概にいくらと申し上げることはできませんが、歯科で治療を受ける場合と費用面は変わりません。

特別料金加算ということはないということです。

もちろん特別な謝礼金などを包む必要はありません。

費用については歯科での通常の診療と同じく、きちんと口の中の状態をチェックした上で必要な治療方法を提示し、合わせて説明をしています。

治療費は保険の対象になる?医院での治療と同じ!

訪問歯科での治療は基本的に保険が適用されます。

また、認定を受けている方は介護保険の適用もあります。

保険については、通常歯科で行う治療の支払いと同じように考えていただいて問題ございません。

わからないことがありましたらお気軽にご相談ください。

最後に

訪問歯科は患者さんが自分から歯科に足を運ぶのではなく、歯科が患者さんの元へ足を運ぶ方法です。

患者さんのところに行くから「訪問歯科」という名前で呼ばれています。

訪問歯科は来てもらうからこそ費用が高くなるのでは?と思われがちですが、決してそんなことはありません。

治療内容に応じて保険が使えますし、自宅や施設で診療を行うということを除けば治療の流れは歯科で行うものとまったく変わりません。

自宅に要介護のご家族がいる、施設の入居者を診察して欲しいなど希望がありましたら、メールや電話で費用面から治療の内容までご相談可能です。

お気軽にお問い合わせください。