インプラント治療が気になる!インプラントの基礎知識

インプラントに関心を寄せる人が増えています。

まるで自分の歯のような外観、使い心地があり、「第二の永久歯」とも言われています。

インプラントとはどんな歯なのか、どんな方法で作れるのか、メリット・デメリットとともにご紹介します。

インプラントとは

歯を失ってしまったときに考えられる治療法は3つあります。

入れ歯、ブリッジ、そしてインプラントです。

最も手軽に作れるのは、取り外しができる入れ歯です。

ブリッジは3本分の義歯冠を作り、失った歯の両隣りの歯の周りを削って冠を被せ、固定する装置のことをいいます。

入れ歯もブリッジも保険で作ることができます。

これに対し、インプラントとはあごの骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯冠を被せて新しい歯を作る治療をいいます。

インプラントとは、ペースメーカーなど一般的に体の中に何かを埋め込む医療行為をいい、歯科の場合は人工歯根を埋め込むことを指します。

インプラントは3つの部位(インプラント体:人工歯根、アバットメント、人工歯冠)からできています。

インプラント体は、人の体になじみやすい純チタンあるいはチタン合金でできています。

これをあごの骨(歯槽骨)に埋め込み、アバットメントで人工歯冠とつなぎます。

失った歯の部分だけを補うのではなく、本物の歯のように歯の土台である歯根から歯を作るのがインプラントの特徴です。

歯が1本だけ欠けた場合から、全部の歯が欠けた場合まで行うことができます。

インプラントの歴史は古いですが、歯科治療に本格的に導入されるようになったのは1980年代のこと。

チタンが骨と結合することが発見されてから飛躍的に臨床例が増えました。

それ以来、改良が重ねられ、現在に至っています。

インプラントのメリット

インプラントのメリットは次のような点にあります。

 

・白いセラミックで作られているので、本物の歯のような見た目にできる

・骨に埋め込むので安定感があり、自分の歯のようにしっかり物が噛める

・人工歯でも装着感がよく、違和感がない

・ぐらつきにくい

・セラミック(陶器)なので、寿命が長く、変色しにくい

・健康な歯を削る必要がない

 

最大のメリットは、フィット感、使用感がよいことです。

まるで自分の歯のような噛み心地があります。

見た目は自然の歯のような外観で、義歯であることが分かりません。

また、材質上劣化しにくいのも特徴です。

いったん入れれば長い間、美しい白い歯が楽しめます。

人前に出る仕事、接客業の方など、白くて美しい歯が必要な方におすすめです。

インプラントのデメリット

インプラントのデメリットは次のような点にあります。

 

・外科手術が必要で、術前術後の準備がいる

・自由診療なので費用が高額である

・術後のケアをきちんとしないと感染症のリスクがある

・治療期間が長く、通院回数が多い

・歯や体の状態によりできないことがある

(高血圧、糖尿病、骨粗しょう症、重度の歯周病など)

・手術後も定期的に受診し、経過観察を受けなければならない

・新しい治療なため、クリニック間に技術格差がある

 

主なデメリットは手術が必要になることと、費用が高いことです。また、すべての人に作れるわけではありません。

あごの骨にあって歯を支えている骨を歯槽骨(しそうこつ)といいますが、インプラントを行うには人工歯根を固定できるだけの歯槽骨が必要になります。

もし、歯周病などが進行していて歯槽骨が足りない場合には、歯槽骨再生治療をしなければインプラントを行うことができません。

インプラントの治療方法

インプラント治療の流れは、次のようになっています。

 

1.検査(CT撮影や問診、レントゲン撮影など)をし、治療計画を立てる

2一次手術(歯茎を切開してインプラントを埋め込む手術)

3.治癒期間をおく(約3〜6ヶ月間、インプラントと骨が結合するまで待つ)

4.二次手術(インプラントの頭と義歯との接着部:アバットメントをつける)

5.治癒期間をおく(約1〜6週間、歯茎が治癒するまで待つ)

6.義歯の型をとって制作し、アバットメントに装着する

 

個人差はありますが、インプラント治療にかかる期間は約3~10ヶ月程度です。

通常の歯科治療よりも通院回数が多く、治療期間が長くなります。

術後も定期的に受診し、メンテナンスを受ける必要があります。

インプラントで気をつけたいこと

できないケースもある

インプラントはあごの骨(歯槽骨)に十分な厚さと強度がないと行うことができません。

事前の検査を十分に行い、施術可能が調べる必要があります。

自己管理が重要

ブラッシングやメンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎という病気になったり、せっかく入れたインプラントが抜けてしまうことがあります。

施術実績が豊富なクリニックを選ぶ

インプラントには特別な機械と技術が必要ですが、クリニックによって機械の揃え方や治療実績、技術力が異なるのが実情です。

できるだけ治療実績が豊富なところ、インプラントを専門的に行っているところを選ぶようにしましょう。

インプラントは人工物を体内に入れるものですから、口腔内の状態や体調をよく考えて行わなければなりません。

経験豊富なクリニックであれば、そうした点も考慮して治療計画を立ててくれるはずです。

通いやすいクリニックを選ぶ

インプラントを行うためには何度も受診して検査などを受けなければなりませんし、手術後もメンテナンスのために定期的に受診しなければなりません。

長期に渡って何度も通うわけですから、できるだけ通いやすいクリニックを選ぶことをおすすめします。

カウンセリングが丁寧で相談しやすいクリニックを選ぶ

外科手術となれば心配も大きいものです。

痛みに対する不安もあるでしょう。

手術を行う前にしっかりカウンセリングで不安を取り除くいておくことが大事です。

納得できるまで説明をしてくれるクリニックなら安心して手術にのぞめます。

アフターケアが充実しているところを選ぶ

治療後1年間は3ヶ月に1回、2年目からは1年に1回程度受診して、インプラントのアフターメンテナンスが必要になります。

定期検診なアフターケアが美しい歯を維持するために重要ですから、アフターケアをしっかり行ってくれるクリニックを選びましょう。

まとめ

インプラントは自分の歯のような美しい歯を取り戻す優れた治療です。

費用も期間もかかりますし注意点もありますが、それらを踏まえて行えば、きっと満足のいく歯を手にすることができるでしょう。

美しい歯があると、毎日の生活にハリが出ます。

もし関心があれば、専門医に一度相談してみてはいかがでしょうか。