インプラント治療後の日常生活で注意したいポイント

はじめに

歯を失ってしまった時の治療の中でも、まるで自分の歯のような見た目の美しさと機能性を回復できるインプラント治療は、そのメリットの多さから多くの方に選ばれています。

ただ、インプラント手術をした後は日常生活を送る上で注意するべき点がいくつかあります。

どういったことに注意して生活すればいいのかをご紹介したいと思います。

インプラント手術後の日常生活での注意点

歯磨き

クリニックで指導された通りに行い、お口の中の汚れをためないように心がけましょう。もし、クリニックで指導がなければ、どうやって磨くのといいのかを尋ねるようにしましょう。

注意点としては抜糸までは歯磨き粉をつけず、治療箇所に歯ブラシが当たらないようにすることです。

手術箇所に歯ブラシや歯磨き粉に配合される研磨剤が当たってしまうと、傷がついたり治癒が遅れたりするからです。

専用の歯ブラシをクリニックでもらった場合はそれを使って磨くようにしましょう。

さらに、口をゆすぐ時も何度もゆすいでしまいますと、血が出ることがあるので優しくゆすぐようにし、何度もゆすがないようにしましょう。

食事

インプラント手術後の食事についてですが、麻酔がきれていない状態で食事をするのは控えましょう。誤ってほおや舌を噛んでしまわないようにするためです。

麻酔が切れたことを確認し、食事をすることが大切です。なお、前もって手術前に食事をしていれば、お腹がすくのを防ぐことができますね。

次に、食事の際は手術箇所を刺激するようなものを避けましょう。たとえば、辛いものや熱いもの、硬いものなどです。

熱いものを食べると、歯ぐきや粘膜などがやけどすることがあるため、傷の治癒が遅れたり、刺激を与えることになるからです。硬いものは何度も噛まないと食べることができないので避けた方が無難でしょう。

辛いものは、香辛料などの入ったものを摂ると傷口が腫れたり、痛みが起きることがあります。

インプラント手術後は十分に歯を使って食事ができないので、無理に歯を使うと大きな負担がかかったり、あごを傷めたりする可能性があります。

手術後に食事を摂る時は熱いものを避け、柔らかいものを選ぶようにしましょう。

運動

インプラント手術後は運動は避けた方がいいでしょう。

手術後ずっと運動してはいけないということではなく、手術が終わってから数日間程度はやめておきましょう。基本的に手術後は安静にしていた方が傷の治りが早くなります。

手術後の出血や痛みは血行がよくなると悪化する可能性が高いです。血行を促進してしまうので運動は控えましょう。また、運動によって疲れてしまうと、それによって抵抗力が落ちてしまい傷の治癒が遅れることがあります。

血行がよくなることは運動以外でも同じなので注意することが大切です。

運動とは関係ないですが、手術後は顔が腫れることがあるため、人と会話する機会が多い職業の方は注意しましょう。

仕事

お仕事はしてもかまいませんが、活動量はなるべく少なくしましょう。体を動かす職業の方は仕事をしても差し支えないかどうかクリニックで前もって確認しておくことが必要です。活動量が多いと傷口に負担がかかったり、腫れがひかないなどのトラブルの原因になることがあるからです。

手術後の腫れの程度には個人差があるため、職種によっては前もってクリニックで確認しておいた方がよさそうです。

喫煙

基本的にたばこを吸うのは避けましょう。

たばこを吸う方のインプラントの成功率はそうでない方に比べて低いということが分かっています。たばこを吸うと、インプラント手術で埋め込んだインプラント体と骨がつくのを妨害すると言われています。

クリニックでいいと言われるまでの間は禁煙することでインプラント手術の成功率をアップさせられるでしょう。

入浴

インプラント手術当日は当然ですが、手術後数日間は入浴するのは避けましょう。ただ、夏場などは汗をかくためシャワー程度なら構わないでしょう。

シャワーであっても長時間浴びるのは避け、短時間で済ませるようにすることが大切です。

手術後数日もすれば湯船に浸かることはできますが、出血や腫れがある場合は避けましょう。

なぜお風呂に入ってはいけないかと言うと、運動と同様で血行がよくなってしまうからです。血行がよくなると聞くと、健康面でメリットのような気がしますが、インプラント手術後の場合は逆効果で痛みや腫れの原因になることが多いです。

さらに、熱い湯船に浸かるほど血行がよくなってしまうので、湯船に浸かるのはおすすめできません。

その他

その他に日常生活での注意点にはどういったものがあるのでしょうか?

インプラント手術後はどうしても傷口が気になってしまうものです。

ですが、指や舌などで傷口を触ってしまうと、炎症が起きたり圧迫されるためインプラントに負担がかかってしまうからです。また、食いしばりや歯ぎしりをしないことも重要です。

噛み合わせに悪影響があったり、インプラントに負担がかかることもあるため歯ぎしりや食いしばりに気づいたらクリニックで相談するようにしましょう。

さらに、インプラント手術後はお薬が処方されるので、きちんと決められた通りに服用するようにしましょう。

特に抗生物質については全て飲みきることが大切です。

以上がインプラント手術後の日常生活での注意点です。

インプラント手術後の数日程度は日常生活を送る上で不便だと感じることもあるでしょうが、その数日間さえ過ぎれば後は食事などいつも通りに行うことができます。

快適に過ごせることをイメージしながら、手術後数日間は安静にリラックスして過ごすようにしましょう。

もし、不安な点や分からないことがあれば、かかりつけのクリニックで相談することが大切です。

まとめ

インプラント手術後の日常生活での注意点をまとめてみました。

インプラント治療は入れ歯やブリッジ治療と比べてメリットの多い優れた治療法ですが、外科的手術が必要な高度な治療で、治療後は日常生活でさまざまな注意点があります。

ここでご紹介した注意点をしっかり守っていただき、治療後快適に過ごせるよう努めて下さいね!