歯周病菌が原因で頭痛?

はじめに

歯周病と頭痛はなんら関係がないように思えますが、実際にはとても深く関わっています。
歯周病が原因で起こる頭痛があるため、頭痛だけに対処していては意味がありません。
では、一体どういった対処をすればいいのか、そもそも歯周病が原因でなぜ頭痛が起きるのか・・など、ここでは詳しくご紹介しますので、頭痛でお悩みの方はぜひご参考になさってみてくださいね。

歯周病の恐ろしさ

歯ぐきが腫れる、歯を磨くと血が出る・・などの症状は歯周病の初期症状です。
虫歯は歯に起きる病気ですが、歯周病は歯ぐきや歯槽骨など歯の周囲にある組織に起きる疾患です。
歯ぐきが赤くなる、腫れるなどは歯肉炎で、歯ぐきから血が出たり、膿が出たり歯槽骨が溶け出す症状を歯周炎と呼びますが、両方を併せて歯周病と呼んでいます。
歯肉炎は軽度な歯周病なので、正しいブラッシングとプラークの除去によってある程度健康な状態にまで回復できますが、歯周炎にまでなってしまうと歯槽骨が弱ってしまい最終的に歯が抜け落ちることがあります。
なお、歯周病の原因となる細菌は数十種類もあると言われており、プラーク1ミリグラムの中に10億個もの細菌があるそうです。
この細菌が増殖し毒素を排出して歯ぐきに炎症が起きます。
痛みはほとんどないですが、放っておくと歯と歯ぐきの間にある歯周ポケットがどんどん深くなっていき、歯周病菌の絶好のすみかとなります。
歯周病はインフルエンザや風邪のように完治が見込めない病気で、慢性疾患のため細菌の活動を抑えるには継続的な治療が必須です。
さらに、歯周病の最大の怖さはお口の中だけの症状にとどまらないことです。
最近の研究結果によれば、歯周病と全身のさまざまな疾患とは深く関係していることが分かっています。

歯周病と頭痛との関係

日ごろから風邪を引いたわけでもないのに頭痛に悩む方は多いです。
いわゆる偏頭痛と言われるものですが、頭痛の原因はさまざまあり、歯周病や虫歯がある方が頭痛を持っている可能性は非常に高いそうです。
では、歯周病と頭痛との関係とはどういったものなのでしょうか?
歯周病や虫歯になってしまうとプラーク内の細菌が炎症を起こしますが、歯周病の場合は歯周病菌によって歯ぐきが侵されます。
これらの細菌により歯と歯の間に隙間ができてしまい、噛み合わせが悪化していきます
噛み合わせが悪化すると肩こり偏頭痛など全身へ悪影響を及ぼしたり不快感疲労感など精神的にも悪影響を及ぼします。
ですが、頭痛が起きているにもかかわらず虫歯や歯周病を放置していると、症状はさらに悪化し顎関節症を起こすことがあります。
顎関節症とは頬杖や歯ぎしり、噛み合わせの悪さによって起こるもので、頸椎がゆがんでしまうこともある恐ろしい病気です。
顎関節症になると頭痛が慢性的に起きてしまい、最悪歩くのもままならなくなる時があります、
このように、噛み合わせの悪さによって頭痛以外に顎関節症にまでなってしまい、慢性的な頭痛になることがあるわけですね。
また、生まれながら噛み合わせが悪い方は当然歯並びが悪いです。
歯並びが悪いと、日ごろからきちんと歯磨きしているつもりでいてもプラークが残ってしまうことが多いです。
つまり、歯並びが悪いと歯周病になりやすく、その分頭痛にもなりやすいということになります。
さて、30代も後半になると歯周病の人が8割を超えているそうですが、初期段階で見つけるのは難しいと言われています。
30代後半以降のほとんどの方は頭痛を持っており、多くの方が慢性化していると言ってもいいでしょう。
ですが、頭痛持ちの方はいつものことと放っておきがちで、市販されている頭痛薬を飲んで済ませている方が多いようですね。
その原因を見つけることが重要で、必ずしも歯周病だけが原因ではありません。
また、慢性的な頭痛があるからと言って顎関節症だとは限っていません。
歯周病と同時に頭痛でお悩みの方は歯周病の治療を適切に行うことで頭痛が治ることがあるかもしれません。
歯周病は早期発見、早期治療が大切な病気ですので、もしかしたら・・と思ったらすぐにクリニックに行くようにしましょう。
また、歯周病ではなくても頭痛があるというのは他に何かしらの病気が隠れている可能性があるので、放っておかず原因を解明し治療を行って、頭痛を改善するようにしましょう。

歯周病を予防するには

・ていねいな歯磨き

プラークは日ごろの歯磨きがいい加減な人ほと溜まるものです。
毎日食後にはきちんと歯磨きを行うようにしましょう。
その際、歯ブラシに加え歯間ブラシなども使うと効果がアップします。
歯周病を予防できる歯磨き粉なども利用するといいでしょう。
歯以外にも歯ぐきもていねいにブラッシングすると歯周病を予防できるので意識的にブラッシングしましょう。
ただ、あまり力を入れすぎると歯ぐきを傷めてしまうため要注意です。
歯ブラシを選ぶ時はかためではなく、やわらかめかふつうのものを選ぶようにしましょう。

・定期的なクリニックでのケア

歯医者さんが好きな方などいないと言ってもいいでしょう。
あの歯医者さん特有のにおいや音を聞くだけで怖くなる・・という方も多いようです。
ですが、最近では歯医者さんはなにも虫歯や歯周病を治療するだけのところではありません。
予防歯科というものがあり、定期的に歯や歯ぐきをチェックしてもらい、歯周病や虫歯を予防することができます。
健康保険が使えるため、定期的にチェックしてもらうことをおススメします。
40歳を過ぎたら3ヶ月に1回程度はクリニックで検診を受けるといいでしょう。
それによって、歯周病や虫歯を予防できます。

まとめ

歯周病は日本人の成人の8割もの方がかかっている病気です。
歯周病の症状には歯ぐきからの出血や歯ぐきの腫れなどがありますが、慢性的な頭痛がこの歯周病が原因のことがあるということをご説明しました。
歯周病は多くの人がかかっている病気だからと言って、放っておいていい病気ではありません。
歯周病を放っておくことで頭痛など他の病気にかかってしまうかもしれないからです。
ぜひ、歯周病かも・・と思ったら、クリニックでチェックしてもらってくださいね!