母乳育児をしている方必見!母乳でお子さまが虫歯にならないための知識

はじめに

母乳を上げ続けていると虫歯になりやすい、夜母乳をあげると虫歯になりやすいなどと聞きますが、実際には母乳の中の糖分には虫歯菌を増殖するものは含まれていません。

ここでは母乳でお子さんが虫歯にならないための知識や、母乳のメリット、母乳と虫歯の関係・・などをご紹介してみますので、赤ちゃんがいるお母さんやもうすぐ赤ちゃんが産まれるお母さんはぜひ最後まで読んでみてくださいね!

母乳と虫歯の関係

赤ちゃんは母乳を飲む際に上のあごに舌を付けて飲みますので、上の前歯に母乳が付きやすくなるため、特に上の前歯が虫歯になりやすいと言われています。

いっぽうで、下の前歯には母乳がたまる時間が短いですし、唾液により洗い流されるため虫歯になりづらいと言われています。

毎回授乳後に歯を磨いていれば夜中に母乳をあげても心配ないですが、実際には難しいでしょう。

よく乳歯はどうせ生え変わるため虫歯になっても大丈夫だということを聞きますが、乳歯が虫歯になりやすい環境だと永久歯も虫歯になりやすいことが分かっています。

母乳を与えることのメリット

お母さんは妊娠すると体重が増えますが、出産後母乳を与えているとどんどん痩せて元に戻ると言いますよね。この他、母乳をあげることはお母さんにとってもさまざまなメリットがあると言われています。

たとえば、母乳を与えるため栄養分が多く使われるのでたくさん食べても太らない、リラックス成分が分泌されストレスが緩和される、子宮収縮効果があり産後の回復が早まる、ミルクを作る手間や時間、費用がかからないなどが挙げられます。

また、赤ちゃんにとっても母乳は素晴らしい栄養になるほか、成長促進効果もあります。健康な体を作るだけでなくおっぱいを吸うことが赤ちゃんにとって運動になっているとも言われています。

また、赤ちゃんにとって母乳は栄養価が高いにもかかわらず、飲ませすぎる心配がありませんし、母乳は赤ちゃんにとって素晴らしい栄養価があり、お子さんにとって最高の栄養剤と言ってもいいでしょう。

成分の中には免疫力をアップさせたり、脳をはぐくむために必要なものが含まれています。初乳と言われる出産後すぐに出る黄色い母乳の中にはラクトフェリンやIgA抗体など赤ちゃんの免疫力のための栄養分がたくさん含まれています。

母乳と粉ミルクの最も違うところは消化吸収のよさだと言ってもいいでしょう。母乳は赤ちゃんが消化しやすい成分でできており、消化不良の心配がないと言われています。

さらに、母乳なら乳製品アレルギーの心配もありません。いっぽうで、粉ミルクを赤ちゃんに飲ませる場合は赤ちゃんの月齢によって量をきちんと守り、飲ませる間隔も基本的に3時間あけることになっています。しかし母乳は赤ちゃんが飲みたい時に飲ませてもいいと言われています。

母乳は虫歯の原因になるの?

では、そもそも母乳は虫歯の原因になるのでしょうか。

お子さんの場合歯が生えると虫歯の原因菌であるミュータンス菌が歯の表面で生育しはじめ、お口の中をきれいにしておかなければ母乳の中の糖分によってプラークを形成し増殖していきます。

その際に酸を作るためエナメル質が脱灰しやすいと言われています。

母乳を飲ませた後すぐに歯をきれいにしておけば、唾液の中に含まれるカルシウム分が脱灰したところに沈着するため再石灰化できます。

つまり、日ごろから赤ちゃんの歯をきれいに保つことで母乳を飲ませてもエナメル質では再石灰化が行われるため虫歯を防ぐことができます。

ですが、歯を清潔に保っていないと、プラークが溜まっていき、脱灰状態が長時間続くため再石灰化できず虫歯になります。

特に夜寝ている間は唾液の分泌が減るため虫歯になりやすくなります。母乳自体は虫歯の直接の原因になりませんが、お口のケアがいい加減だとプラークが蓄積してしまい虫歯になりやすいのです。

母乳で虫歯にならないための対策

お母さんも虫歯予防を

特に赤ちゃんと触れ合う機会が多いお母さんに虫歯があると赤ちゃんに虫歯がうつるリスクが高まります。

赤ちゃんが定期的に検診を受けることはもちろんですが、お母さんも虫歯を予防し治療を受けるようにしましょう。

また、母乳をあげているお母さんが歯の治療後よく噛まないでいると、母乳の味が変わってしまい赤ちゃんが飲むのを嫌がることがあります。

お母さんは虫歯治療を行ってもしっかり噛むようにし、赤ちゃんにとっておいしい母乳を作るようにしましょう。

赤ちゃん専用の食器を使う

虫歯の原因菌であるミュータンス菌はお母さんなど家族から感染すると言われています。つまり、大人が虫歯であれば赤ちゃんも虫歯になるということですね。

家族からミュータンス菌がうつらないよう家族と赤ちゃんの食器は別にするようにしましょう。

離乳食を食べさせるようになったら、赤ちゃん専用のスプーンや食器、お箸などを準備してあげましょう。

なお、ミュータンス菌に感染しやすいのは1歳7ヶ月~2歳7ヶ月頃の間だと言われているため、お口のケアを特にていねいに行ってあげましょう。

お口の中をケアする

上の前歯が生えてきたら指にガーゼを巻いたものなどで歯をきれいにしましょう。特に1歳を過ぎたら離乳食を食べさせた後にていねいに歯をきれいにしてあげましょう。

理想としては離乳食が終わるたびにきれいにするのがいいですが、難しいなら夕食後だけでもていねいに磨いてあげましょう。

まとめ

赤ちゃんが虫歯になりやすいかどうかは個人差があって、歯の質が深く関わっていると言われています。

同じように母乳を飲んでいる兄弟でも虫歯になる子とならない子がいます。

また、歯の質以外にもそのお子さんの食べ方や飲み方も関係しており、お口に入れたものをすぐ飲み込む子、しっかり噛んでから飲み込む子・・などさまざまです。

母乳をあげて育児する際に虫歯を予防するには母乳を飲んだらお口をきれいにしてあげる、赤ちゃんとの食器は分ける、家族も虫歯を予防するなど、注意していただきたいです。