予防歯科先進国”スウェーデン式”の虫歯&歯周病予

はじめに

歯周病や虫歯が少ない国と聞かれた時、あなたならどの国をイメージしますか?
日本ではまだ知られていないようですが、スウェーデンは歯周病や虫歯が非常に少ない予防歯科先進国だと言われています。
具体的に言うと、歯周病は日本の4分の1以下、虫歯については半分程度だそうです。
では、どうしてスウェーデンは歯周病や虫歯が日本と比較してとても少ないのでしょうか?
ここではスウェーデンで歯周病や虫歯を減らすため行われている予防法などについてご説明しましょう。

虫歯の原因とは

そもそも虫歯になる原因とはどういったものなのでしょうか?
生まれたての赤ちゃんのお口の中に虫歯菌は全くいません。
ですが、7割程度は母親から、残りの3割は他の家族から食器などを介して感染すると言われています。
親も子も虫歯が多い場合は遺伝だと誤解している方が多いですが、実際には虫歯とは虫歯菌によってうつる感染症の一種なのです。
乳歯が虫歯になると永久歯も虫歯菌が受け継がれてしまうため、歯が生え始める頃からこの虫歯菌に感染しないよう家族が注意してあげましょう。

虫歯になる条件とは

次に、虫歯になる原因にはどういったものがあるのでしょうか?
虫歯になる条件は次の3つだと言われています。

  1. 虫歯菌の栄養源があること
  2. 口の中に虫歯菌がいること
  3. 虫歯菌の増える時間があること

なお、虫歯菌の栄養である糖類は甘いお菓子の他にお総菜などに使われている調味料やパンやお米などといった炭水化物などにも含まれており、虫歯菌が増殖するとそのかたまりであるプラークに酸が発生することで歯を溶かして虫歯になります。

歯周病とは

歯周病という言葉は知っていても、その怖さまで知っている方は少ないはず・・。
日本人の成人の7割以上が歯周病にかかっていると言われており、虫歯以上にこの歯周病に気を付けた方がいいと言われています。
歯と歯ぐきの境目に歯周病菌が集まることで歯ぐきに炎症が起き、そのままにしておくと歯槽骨まで溶けてしまい最終的に歯が抜けます。
歯を磨いたら血が出る、朝起きた時に口の中がねばつく、歯ぐきが赤い・・などの症状がある方は歯周病になっているかもしれませんよ?

歯周病は病気と深い関係が

日頃の歯磨きをいい加減にしていると歯周病菌は3ヶ月ごどに倍増すると言われており、歯周病菌によってできてしまった血や膿などが歯ぐきからしみ出てきます。
つまり、歯周病になるとそういったものが唾液と一緒に飲み込んでいる・・ということですね。
また、お口の中が常に不潔で菌だらけだと口内炎ができやすくなったり風邪を引きやすかったりします。
また、歯周病菌が血管内に入り込んでしまうと狭心症や動脈硬化、心筋梗塞などの危険性が高くなったり、糖尿病が悪化したりします。
妊婦さんが歯周病になると流産や早産、低体重児出産などのリスクが高まります。
たばこは歯ぐきの炎症を体が治そうとするのをヤニによって妨害し、煙の一酸化炭素によって歯ぐきの血行が悪くなり、歯を支えている骨が栄養不良になることで歯周病になりやすくなると言われています。
また、歯並びが悪くプラークが残りやすい方やドライマウスになりやすい高齢の方なども、歯周病になるリスクが高いと言われています。

スウェーデンの歯周病や虫歯を防止するケアとは

寝る前にブラッシングとマッサージを行う

歯磨きは1日に2回以上行わなければ、歯周病菌や虫歯菌が残りやすいと言われています。
また、お口の中の酸化が進行する食後30分以内に歯磨きをすれば虫歯になるのを防止できます。
寝ている間は唾液の分泌が減り虫歯になりやすいため、歯磨きをおせずに寝てしまうことは絶対にやめましょう。
スウェーデンでは歯磨きをした後、歯ぐきをマッサージして血行をよくすることで歯周病を防止しています。

フッ素を使って歯を守る

フッ素が歯の表面に付くことにより歯を丈夫にしてくれる効果があるため、歯磨き粉はフッ素入りのものを使うことがおすすめです。
スウェーデンでは小さい頃からフッ素を使っており、これによってかなり虫歯を防止できているそうです。

キシリトール入りのガムなどでプラークや酸を減らす

スウェーデンなどの北欧の国では歯磨きやフッ素以外にも、キシリトールを食後に摂ることを推奨しているそうです。
これによってかなりの虫歯を減らせたと言われています。
天然由来成分の甘味料であるキシリトールには虫歯の原因となる酸やプラークを防止する効果があります。
ですので、ぜひ甘いおやつではなくキシリトール入りのタブレットやガムを摂ることをおすすめしたいです!

PMTCを定期的に受ける

今や歯周病や虫歯が日本よりはるかに少なくなったスウェーデンですが、昭和30年代頃までは日本と同様歯周病や虫歯が多い国として知られていました。
ですが、現在では上でも書いた通り虫歯は半分程度、歯周病に関して言えば4分の1程度にまで減少できています。
では、どうしてスウェーデンはここまで歯周病や虫歯を激減できたのでしょうか?
その理由にはPMTCが挙げられます。
このPMTCとはクリニックでプロが専用機器を使って、高度な技術で歯の汚れを完全に取り除くものです。
歯に付着した汚れをプロによってキレイにできるので、歯周病や虫歯を防止できます。
現在のスウェーデンではこの施術をお子さんは100パーセント、成人でも80パーセントのの方が定期的に受けているそうです。
つまり、国民のほとんどの方がこの施術を定期的に受けるようになったことで、歯周病や虫歯を激減できたということですね。

まとめ

スウェーデンで歯周病や虫歯が非常に少ないのは日本とは違い日ごろのケアに加え、国民のほとんどがPMTCを定期的に受けていることによるものだと分かりました。
歯周病や虫歯にならなければ、年を取ってから入れ歯する必要もありませんね。
日本でもスウェーデンのようにクリニックで定期的にこのPMTCを受けることで、歯周病や虫歯を防止できることは間違いなさそうです。
歯は一生涯付き合っていくものです。
あなたも一生入れ歯を入れなくても済むように、日ごろのケアに加えぜひこのPMTCを一度受けてみてはいかがでしょうか?
ぜひ、ご参考になさってくださいね!