虫歯予防だけじゃない!予防歯科を受けるメリットとは?

はじめに

みなさんは予防歯科という言葉をご存じでしょうか?

予防歯科とは虫歯になってから治療するのではなく、前もって予防をしておくことを言います。

クリニックで歯や口の中の健康状態を守るために歯科医師や歯科衛生士などによるケアと、日ごろのケアの両方によって予防歯科を積極的に行いましょう。

ここではそんな予防歯科のメリットや治療の流れについてお教えしましょう。

予防歯科とは

虫歯になってしまい、被せものや詰めものなどで補てんしても、治療を行えば歯はだんだん弱くなり、二度と元の歯に戻ることはありません。

さらに治療を繰り返せば歯弱くなるばかりで、お口の健康を守るどころの話ではありません。

 

つまり、お口の健康を守るには虫歯を防止することが大切なのです。

クリニックは虫歯を治療するために行くところではなく、虫歯を予防するために行くところ・・という考え方に変え、予防歯科に取り組むことが重要です。

ぜひ、予防歯科に積極的に取り組んでお口の健康を守ってくださいね。

 

予防歯科のメリットとは

医療費を軽減できる

ある調査によると、定期検診の費用は48歳までは年間高くつきますが、それ以降は平均を下回るそうです。

65歳になるとケアを受けていると20万円程度、そうでない場合は35万円も年間の医療費に差が出るという結果になっています。

その理由は歯にトラブルが起きると全身の健康に悪影響がおきるためで、たとえば歯が悪くなって硬いものが食べられなくなってしまうと栄養のバランスが偏ってしまい、骨粗しょう症や糖尿病のリスクが発生するからです。

つまり、歯を健康に保つことで体全体の健康を保てるというわけですね。

 

また、歯の治療で劣化しづらいのはセラミックや金合金などですがこういった治療は保険外のため費用がかさみます。

さらに、歯周病治療や根管治療も精度の高い専門的な治療を行う場合は保険適用内では困難です。

予防歯科を行い歯周病や虫歯にならないよう努めていけば、結果的に治療費が少なくて済むということになります。

 

歯の寿命を長くできる

歯は神経を取ってしまうと死んでしまうと言われています。

もちろん、神経を取ったからと言ってすぐに抜歯する必要はありません。

枯れた木と同様再生能力はなくなってしまい、強い力がかかると折れてしまうことがあります。

予防歯科を行って虫歯にならないようにすれば、歯の寿命を延ばせるというメリットがあります。

 

歯周病を予防できる

歯周病が悪化すると外科的治療が必要になるため、溶けてしまった骨を再生するため麻酔を行い、歯ぐきを開き、汚れを除去して骨や歯ぐきを再生するための薬を注入します。

さらに、悪化しすぎると抜歯することもあります。

ですので、予防歯科を行い歯周病が悪化してから治療するのではなく、治療しなくて済むよう予防しておくといいでしょう。

 

生活の質が上がる

人間にとって最大の欲望と言えば食べることですよね?

食べ物ものをおいしく食べるためにはにおいや味は当然ですが、噛みごたえも重要な要素なのです。

入れ歯だと食事はできますが、自分の歯ではないので違和感を感じる方も多いようですね。

また、入れ歯は毎日のお手入れが必要ですし、何年か経つと作り替える必要があるため費用もかさみます。

生きることはつまり食べることも言え、おいしく食事ができる自分の歯であることは人間の生活の質、いわゆるクォリティオブライフを豊かにします。

 

予防歯科の治療の流れ

ここでは予防歯科とはどういった治療を行うのか分かりやすくご説明してみたいと思います。

 

1.歯周病や虫歯の検査

レントゲンや特殊な装置を使い、歯周病や虫歯になっていないかどうかを検査していきます。

もし、すでに歯周病や虫歯にかかってしまっている場合、まずはそれらを治療した後に予防歯科の治療を行うからですね。

 

2.唾液検査

どのような予防歯科治療を行えばいいのか判断するため、唾液を検査していきます。

唾液を調べることで虫歯になりやすいかどうか判断できるので、効率よく予防歯科治療が行えるからです。

 

3.PMTC

日ごろ歯ブラシを使って丁寧にブラッシングしているつもりでいても、歯と歯の間や歯ぐきとの境目、細かい溝などには磨き残しがあるものです。

この磨き残しこそが歯周病や虫歯の原因となるのです。

歯科衛生士が高度な技術を使ってこの磨き残しを完全に除去していくのがPMTCと言われる治療です。

 

4.フッ素を塗布する

定期的にフッ素を歯の表面に塗布しておくと、虫歯になる確率がグンと低くなると言われています。

これはフッ素には虫歯菌が排出する酸に強い効果があるためです。

なお、フッ素塗布による虫歯予防は世界的にも認められていますので、ぜひ定期的にフッ素塗布を行うようにしましょう。

 

5.歯磨き方法の指導

予防歯科治療を受けたからと言っても、日ごろの歯磨きをいい加減にしていていいわけはありません。

予防歯科に加え、毎日の歯磨きを丁寧に行ってこそ効果は発揮されるからです。

ですが、やみくもにブラッシングしていても効果はさほどないでしょう。

なので、クリニックでプロにより効率的なブラッシング方法を指導してもらいましょう。

 

6.歯周病や虫歯になりにくい生活習慣を指導

食事の取り方や歯を磨くタイミング、間食の取り方・・などといった生活習慣は少しの工夫により歯周病や虫歯にかかりにくくすることができます。

クリニックでは患者さんひとりひとりの生活習慣をチェックしながら、歯周病や虫歯にかかりにくくなるよう生活習慣に対してアドバイスしていきます。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

歯科医師や歯科衛生士は歯の大切さをよくわかっています。

また、歯を歯周病や虫歯から予防する方法も熟知していると言っていいでしょう。

ほとんどの場合、適切な予防法を行っていれば歯周病や虫歯は防止できると言われています。

ですが、ほとんどの方はその予防法を知らず実践できないため虫歯を繰り返し、歯周病は知らないうちにどんどん進行してしまっています。

ぜひ、一生涯ご自分の健康な歯で過ごしたい・・という方はできるだけ早く予防歯科を始めておくといいでしょう。