どのくらいのペースが良いの?予防歯科の頻度とその目的について

お口の中の健康を保つためには、常日頃からの心がけが重要です。

何か特別なことをしてくださいというわけではなく、食べたら磨き、体調が悪くてもデンタルリンスなどでうがいをする、そして何より歯や顎を大切にしてあげることが重要なのです。

 

お口に高価なお薬を使ってくださいということでもなく、人間としての基本の基本「メンテナンスやケアをしっかりする」ことが健康を考える上では重要なのです。

皆さんは重要な仕事やテストの前は体調を整えるようにするのではないでしょうか。

 

また、家族で旅行に出かけようという計画があれば、しっかりと気をつけて病気をしないようにするはずです。お口の健康も同じで、「気をつけてあげること」が大切なのです。

 

しかし、ケアやメンテナンスはどうすればいいの?気をつけるって具体的にはどうやって?と思いますよね。多くの人は気をつけたいけれど専門家ではないですから、どうすればいいかわからないということも多いのではないでしょうか。

 

そこで、お口の健康を保つためにはどうすればいいか、どのくらいの頻度でどんなことに気をつければいいかを簡単に解説して参りましょう。

 

病気リスクの前にケアをする!衛生の大切さ

お口の中が不健康な状態になってしまうと、途端に色々なトラブルが起きてしまいます。皆さんも、仕事や勉強が忙しくて過労状態になってしまえば、風邪気味になったり、頭痛を覚えたりするのではないでしょうか。

 

お口の中もまったく同じことが言えるのです。

 

例えば食事をして歯を磨かなかったとします。そうするとお口の中は汚れっぱなしですから、まさに「負担が継続している状態」になります。頻繁に物を食べると、それこそ歯や舌、顎の「過労状態」になります。

虫歯の大元になるのは原因菌ですし、顎関節症の原因になるのは噛み合わせなどです。そして歯肉炎の原因になるのは時に歯肉への刺激です。

 

しかしそれらはあくまで切っ掛けで、お口の中の環境悪化やお口のパーツ、お口の周りのパーツの「負担継続」「過労状態」によって一気に恐ろしいトラブルとなって襲い掛かってくると言えます。

原因菌がいるからすぐに虫歯になるというわけではありません。顎に負担をかけてしまうからすぐに顎関節症になるというわけではありません。歯肉に刺激があったからすぐに歯肉炎になるというわけでもありません。

 

こうしたトラブルはお口の中や周辺の過労や環境悪化と合致した時に現れることが多いと覚えておきましょう。

 

そこで大切なのは、

 

  • お口の中の環境を悪化させない
  • お口や周辺に常に負担をかけない
  • お口や周辺の負担を緩和する
  • 歯や舌、顎を過労状態にしない

 

ということです。具体的にどうするかというと、基本はとても簡単です。ケアをするのです。

 

健康状態を保つことが重要!歯や顎だって疲れてしまう

使ったら綺麗にする。

疲れたらお休みする。

汚れたら片付ける。

 

これはお口の中だけでなく健康を考える上での大原則です。

 

外出したら手洗いうがいをする、お風呂に入る(綺麗にする)。過労状態や体への負担を感じたらマッサージや病院に行く、旅行や買い物でリフレッシュする(お休みする)。

道具や部屋は汚しっぱなしの物を置きっぱなしではなく掃除をする(片付ける)。

これは、病気を防ぎ健康に生活するための日常でできるケアと言えるのではないでしょうか。

 

お口の中も同じで、使ったらきちんと歯を磨いてあげて、噛み合わせが悪いなら歯科医院で治してもらい、過労状態にならないように適度に休ませてあげることが大切です。そうすれば、自然とお口の中の環境は保たれます。お口の中の健康を保つための基本と日常生活の基本は似ているのです。

 

虫歯治療が必要になる前に二つのケア処置を

 

使ったら綺麗にする、片付ける、負担を軽減する、リフレッシュさせる。それはいいとして、では、具体的にどんな方法で実践したらいいのでしょうか。実践方法は主に二つです。

 

  • セルフケア
  • 歯科医院でのケア(予防歯科)

 

この二つを併用することで実践が可能です。

 

歯磨きを基礎に歯肉炎や虫歯を予防!セルフケアは毎日

セルフケアとは、自宅でできるケアのことです。代表的な方法はブラッシングですね。

他にはデンタルリンスでお口をすすいだり、フロスで歯間を綺麗にしたりといったケアがセルフケアに含まれます。

 

セルフケアは毎日が基本です。お口の環境を整えるためには、物を食べる都度きちんと歯磨きをすることが大切です。

物を食べてそのままだと、お口の中の過労状態、そして負担継続状態になってしまうからです。もしすぐに磨くことが難しければ、デンタルリンスで簡単にすすぐだけでも効果があります。

また、物を常に食べてないことも大切なのです。

 

物を常に食べていると、顎や歯に常時負担がかかってしまいます。

食べる時は食べて、後は歯や顎を休ませてあげる。これも大切なセルフケアです。

セルフケアは基本的なブラッシングなどを中心に、自分で気をつけられる範囲で毎日行います。

 

定期診療の頻度は?歯石除去やクリーニングなどの医院ケア

対して毎日は行わないのが歯科医院でのケアです。

歯科医院には治療だけでなく予防のためのケアでも足を運び、セルフケアと合わせてお口の健康をしっかり守りたいところです。

 

歯科医院でのケアでは、歯石の除去や口腔内全体のクリーニング、舌や歯肉のチェック、フッ素処置などの予防や普段セルフケアでは対処できないケアをしてもらうことができます。

その他、予防に必要な個人に合わせたアドバイスも受けることができます。

 

しかし難しいのがその頻度。歯科医院にケアのために毎日足を運ぶということは日常生活を考えると難しいことでしょうし、そもそもそこまでする必要はありません。

 

歯科医院でのケアの目安は数カ月から半年に一回です。セルフケアを基本にし、定期的に歯科医院に自分でできないケアをしてもらいに通います。ただし、インプラントの施術を受けた人や歯列矯正中の人はメンテナンスを考えてもっと頻度を上げる必要がある場合も。

 

自分に合ったペースは歯科医としっかり相談しましょう。

 

最後に

お口の健康を保つためには常日頃からのケアが重要です。

インプラントや歯列矯正中の人は合わせて適切なメンテナンスをしていくことも重要です。ケアは自宅でのケアと歯科医院でのケアを合わせて行いましょう。

この二つを合わせることでお口の中の健康を守ることができるのです。

 

ペースの目安としては、自宅ケアは毎日、歯科医院での予防歯科は数カ月から半年に一回です。お口の中の状態に合わせて歯科医院にアドバイスを受けている人はもっと間隔を狭めてもいいですし、気になることがあったらすぐに検診をしてもらっても問題ありません。

 

治療するためだけでなく、治療しなくていいようにお口の中の健康を守るため。大人も子供も二つのケアできちんと健康を守りましょう。