予防歯科で虫歯を防ぐ!そもそも虫歯ができてしまう原因とは?

お仕事をしているお父さん、そして家庭を預かるお母さん、学校で勉強を頑張る子供。年齢問わず、生活のためには健康に気をつけていることと思います。

 

風邪のシーズンには手洗いうがいをし、人混みに出る時はマスクをする。「予防」に気をつけることで、大切な会議やテストの時に風邪をひいてダウンというリスクを格段に減らすことができます。

また、お母さんが家を綺麗にして食事に気をつかってくれることで、家族の病気リスクを「予防」していることでしょう。

 

普段から栄養バランスに気をつけていれば、それだけ病気になるリスクは低くなります。また、家を綺麗にしていると、ダストやカビといった体に影響を及ぼすものからのリスクを「予防」することもできます。食品に気をつかうことで食中毒といった痛く苦しいリスクも「予防」できますね。

 

今回は体へのリスクの一つであるお口のなかのことについて考えてみましょう。

リスクのメカニズムや特徴を理解することで、お口の中のトラブルだって「予防」することができるのです。

 

虫歯の原因を知っている?酸が歯を溶かす

お口の中のリスクを回避するために、まずは虫歯、そしてお口の中の知識を深めることから始めましょう。

世の中の多くの人が風邪予防に効果的な方法は?と質問すると「マスクをする」「食べ物に気をつける」「睡眠をしっかりとる」「手洗いうがいをする」と答えます。では、同じように「虫歯に効果的な予防法は?」と尋ねたらどんな答えが返ってくるでしょうか。

 

皆さんはすぐに答えることができますか?また、「虫歯はどうやってできるの?」と質問したら、すぐにすらすら答えることはできるでしょうか。

 

まずは虫歯のメカニズムからおさらいしてみましょう。

虫歯はお口の中に存在する虫歯の原因菌が歯の表面にぬるぬるした膜のようなものを張り、酸を出して歯を溶かしてしまうことにより起こります。菌が悪さをし、ぬるぬる膜や酸のもとになるのは食べ物!特にお菓子やジュースなどの甘いものは有名ですね。

 

歯が溶かされてしまった結果として、痛みや歯神経への影響、歯の変色、欠け、変形、歯茎から倒れてしまうなど、虫歯の諸症状が出てしまうのです。

 

むし歯の状態とは?適切な処置をしないとどうなるの?

しかも虫歯の恐ろしいところは、放置しておくとどんどん進行してしまうこと。

指先を切ってしまった時のように自然治癒はまずありません。

きちんと歯科医院で治療をしないとどんどん進行し、多くの虫歯の諸症状を引き起こすと共に他の部分にも影響を与えてしまいます。

 

虫歯で欠けが発生した歯で食べ物を噛んでいると顎や歯肉に負担がかかります。

そのせいで顎の骨の変形や顎関節症、頭痛や顔の歪みが起きてしまうことがあるのです。顎関節症になると今度は虫歯の治療だけではなく、もっとお口や顎全体を考えた治療が必要になります。また、虫歯のせいでブラッシングし難い箇所がさらにブラッシングし難いことになれば、口臭の原因にもなります。

 

虫歯は歯の諸症状だけでなく、色々なデメリットの引き金になり、連鎖的にトラブルを引き起こします。

 

お母さんからお子さんに虫歯がうつる?唾液による細菌感染

さらに恐ろしいのは、虫歯はうつるということです。既に虫歯の原因菌を保有している人同士ではうつらないのですが、大人から原因菌を保有していない子供へと虫歯菌がうつってしまうことがあるのです。

 

生まれたばかりの子供は虫歯の原因菌を保有していません。主に幼少時に両親の唾液を介して虫歯の原因菌がお口の中にうつると言われています。虫歯の人と接触すれば虫歯になるということではなく、虫歯の原因菌を保有している人からしていない人へ菌をうつしてしまうことがあるのです。

よくあるのが、お母さんの使った箸を赤ちゃんにも使い、お母さんの唾液を介して虫歯の原因菌をうつしてしまうことです。

 

虫歯菌を保有していない子供にうつしてしまうというデメリットもあるわけです。

虫歯の原因菌はほぼ全ての人の口の中にいると言っても過言ではありません。また、一度うつると根絶することは困難、ほぼ不可能に近いとも言われます。ですが、原因菌がいるからといって必ず虫歯になるわけではありません。適切なケアをすることによって虫歯を防ぐことができるのです。

 

予防歯科とは?定期検査やクリーニングのメリット

虫歯にならないためのケアを歯科医院ですること、ケアの指導を受けることを「予防歯科」といいます。

歯科医院はいざ虫歯になってから通う場所という印象があるかもしれませんが、決してそうではありません。

 

お口の中の気になる悩みや、自分に合った歯ブラシの選び方など、気になることは何でも相談することができます。

もちろん、「虫歯にならないためにはどうしたらいいの?」「虫歯を未然に防ぎたい」という相談だってすることができます。

 

まさに「予防」を中心にした検診が「予防歯科」なのです。

予防歯科ではまずそれぞれの人のお口の中の状態を確認し、普段はなかなか自分でケアが難しい歯間まで丁寧にクリーニングを行います。その後、ブラッシングの指導や使うケア用品のアドバイス、予防のための指導を行います。歯だけではなく口腔内や顎全般を診てもらうことができますので、虫歯だけでなく歯肉炎や顎関節症の予防にも効果的です。

 

自宅ケア医院診療で相乗効果!治療せずに済むように歯を守ろう

もちろん歯科医院で予防歯科を受診すればそれだけで虫歯を防げるというわけではありません。

自宅ではケアの基本であるブラッシング、フロス、デンタルリンスなどでケアを行います。自宅でこうしたケア用品で丁寧にお口の中を綺麗にしたとしてもセルフケアには限界があるため、時に汚れが残って虫歯の原因になることがあります。

 

定期的に歯科医院に通うことで自分では見逃していた部分を綺麗にすることができます。歯科医院でのケアと自宅でのセルフケアはワンセットなのです。

 

虫歯の原因菌はほとんどの人のお口の中に当たり前のように存在しています。そして、完全除去することは非常に難しいと言われています。だからこそ歯科医院で定期的な予防歯科を受診し、自宅では自分でケアをすることにより、相乗効果で虫歯を防ぐことができるのです。

 

最後に

病気予防のために手洗いうがいを徹底するように、お口の中に効果的なケアを心掛けることで、虫歯などの痛くて怖いお口のトラブルを予防することができるのです。

 

一度虫歯にかかってしまうと治療費が必要になります。

また、歯医者で削られるのが怖い!治療費が不安!と放置してしまえば、どんどん虫歯が進行してしまうため、早めの治療が望ましいです。

 

しかし、最も大切なのは早めの治療ではなく、虫歯を「予防」して、お口の中を守ることが重要なのです。虫歯がなければ治療の必要もありませんし治療費もかかりません。

 

また、虫歯が原因で他の不調を引き起こすリスクもとても低くなります。

虫歯のメカニズム、そしてお口の中のケアの要点を抑えることで虫歯を防ぐことができます。なってから困るのではなくならないために!

 

予防歯科は最も基本的なお口を守る方法なのです。