予防歯科って何?予防歯科のできること

歯科治療の一環の「予防歯科」。

予防歯科を初めて知る人にとっては「予防歯科」って何だろう?と、疑問に思いますよね。

実際、そもそも予防歯科とは何であり、どのような役目があるのでしょうか。

以下では、予防歯科について分かりやすくご説明していきます。

予防歯科とは?

「予防歯科」とは一体何なのでしょうか?

はじめに、予防歯科の概要ついて解説していきます。

治療するのではなくトラブルを防ぐのが「予防歯科」の役目

予防歯科とは、歯や歯茎など口腔内のトラブルを未然に防ぐ治療のことです。

歯医者は「歯が痛む」・「歯茎がグラグラする」など、歯や口腔内のトラブルを治療できます。

しかし、このような具体的なトラブルが出てからでは遅い場合もあります。

気がつかないうちに、症状が深刻な状態にまで進行している可能性も。

症状が深刻な状態では、治療も難しく費用もかさんでしまうことも考えられます。

最悪な状況にならないためにも、まずはトラブルを起こさないことが大切です。

トラブルを未然に防ぎ、健康的な口腔内を維持できるのが予防歯科の役目。

予防歯科は歯や歯茎のチェックを行うので、何か小さなトラブルがあれば、その場で対処や治療ができます。

定期的に予防歯科を利用し、口腔内の健康を保ちましょう。

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「しっかり歯を磨いているから大丈夫」と安心していませんか?

「1日3回は歯を磨いているから大丈夫だろう」と、安心していませんか?

歯を磨くことは、口腔内のトラブルを予防する基本的なことです。

ですが、歯を磨いているから安心できるわけではありません。

人は食べ物を食べると、“歯垢(プラーク)”と呼ばれるものが歯の周辺に付着します。

歯垢と聞くと「食べカス」だと思いがちですが、実際の正体は“細菌のかたまり”なのです。

ほんのわずかな歯垢に、何億個の細菌がいると言われています。

この歯垢は口腔内のさまざまな不調の原因になるので、なるべく歯に残さないことが重要です。

しかし、歯垢は粘着性があり、歯の場所によって落としにくい場所があります。

奥歯や歯と歯の隙間や、歯と歯茎の境目。一般的に歯垢が落としづらい場所と言われています。

しっかり歯を磨いているつもりでも、実際には磨けていないこともあるのです。

さらに、磨き残した歯垢は、2日で歯石に変化する恐れもあります。

トラブルを起こさないためにも、定期的に予防歯科を利用し、チェックをしてもらいましょう。

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予防歯科は2つのトラブルを防ぐ

予防歯科では主に2つのトラブルを防ぐことができます。そのトラブルとは一体何なのでしょうか?

詳しく解説していきます。

虫歯予防ができる

予防歯科の防げる1つめのトラブルとは「虫歯」です。

虫歯とは、細菌が出す“酸”によって歯が溶けてしまう病気のこと。

エナメル質でできている歯は酸に弱く、溶けてしまうのです。

歯の表面が溶けただけでは痛みはありませんが、歯の神経まで溶かされてしまうと、痛みが伴います。

そのまま症状が悪化すれば、最終的に歯のほとんどが溶けて無くなってしまうケースもあります。

口腔内にはさまざまな細菌がいますが、虫歯の原因になる細菌は“ミュータンス菌”と呼ばれる細菌です。

このミュータンス菌がその他の細菌と共に繁殖し、歯を溶かす酸を出してしまうのです。

虫歯の原因となる細菌が、酸を作り出すポイントは「歯垢」にあります。

歯垢は細菌が繁殖しやすい絶好の場所です。時間と共に細菌が繁殖し、酸を作り出してしまいます。

 

虫歯を作らないためには、歯垢を徹底的に落とし、酸を作り出す環境を作らないことが大切です。

「毎日しっかり歯磨きをしているから大丈夫」と安心しがちですが、油断は禁物。

手磨きだけで、すべての歯垢を落としきるのは難しいのです。

手磨きで落とせる歯垢は約60%。一生懸命磨いていても、歯垢をすべて落としきれないのです。

歯垢には大量の細菌が存在しているので、ほんのわずかな歯垢を残しただけでも、虫歯の原因に繋がります。

さらに歯垢は唾液と合わさることで、約2日で歯石に変化。

歯垢の磨き残しは虫歯の原因になるだけではなく、歯石の原因にもなります。

そのような手磨きだけでは落としきれない歯垢を、予防歯科でキレイに取り除きましょう!

予防歯科では、口腔内の健康状態をチェックできます。

その際に歯垢の磨き残しや歯石を見つけたら、その場で除去が可能です。

歯垢の磨き残しが不安な方は、予防歯科を利用して歯のクリーニングを行いましょう。

歯周病予防ができる

予防歯科で防げる2つめのトラブルとは「歯周病」です。

歯周病は“お年寄りがかかる病気”というイメージがありますよね。

確かに、歯周病は高齢になるほどかかりやすくなります。

入れ歯をしているお年寄りのほとんどは、歯周病を悪化させ、歯が抜け落ちてしまったことが原因でしょう。

しかし、歯周病は20代の若者でも歯周病になる可能性もあるのです。

 

そもそも歯周病とは、歯茎が細菌によって感染した病気のこと。

歯周病の原因となるのは「歯垢」です。

手磨きでは落としきれない歯垢が、歯と歯茎の境目に残ったままの状態になると、歯垢の中にある細菌が大量に繁殖し、歯茎に炎症が起きます。

この状態を歯肉炎(しにくえん)と呼びます。

歯肉炎のまま放置しておくと症状が悪化し、歯周病になります。

歯垢が溜まり細菌が繁殖すれば、若くても歯周病にかかることもあるのです。

 

歯周病の具体的な症状は以下のとおりです。

 

  • 歯茎が赤く腫れる
  • 歯茎から出血する
  • 歯茎が下がって歯が長く見える
  • 口臭がする
  • 歯がグラグラする など。

 

このように歯茎に何らかのトラブルがあれば、歯周病を疑ってもよいでしょう。

さらに歯周病が進行すると、抜歯をしなければならないこともあります。

このような最悪な状況にならないためにも、歯垢を溜めず、清潔な口腔内でいることが大切です。

そこで、利用できるのが予防歯科です。

予防歯科では、手磨きだけでは落としきれない歯垢を除去できるので、歯周病にかかるリスクを減らせます。

定期的に予防歯科を利用し、いつまでも健康的な歯を維持しましょう。

歯周病の原因とその予防法について

予防歯科を利用していつまでも若々しい口元に!

予防歯科とは、トラブルを未然に防ぐ治療のことでした。

具体的に予防できるトラブルとは、「虫歯」と「歯周病」の2つ。

予防歯科を利用していれば、口腔内を清潔に保てるので、トラブルを未然に防ぐことができます。

また、口腔内にトラブルが起きてしまっても、定期的に予防歯科を利用していれば、症状が悪化する前に治療ができます。

このように、予防歯科は健康的な口腔内を保つ重要な役目があるのです。

「年齢を重ねても自分の歯で過ごしたい」、「虫歯や歯周病にはなりたくない」という方は、予防歯科をおすすめできます。

定期的に予防歯科を利用し、いつまでも若々しい口元で過ごしましょう!